少し前に、こんなものを購入しました。



アイコム IC-R6 エアーバンドスペシャル


航空無線などが受信できる受信専用のレシーバーです。

受信専用なのでこちらからしゃべることはできません。

そのため、アマチュア無線の免許もいらず手軽に始められます。


なぜこんなものを購入したのかというと、

1年ほど前に羽田空港の約8キロくらいの場所で比較的見渡しの良い場所に引っ越しをしたのがきっかけです。

目視で空港は見えませんし、飛行機も通常進路では通らないのですが、

「ここなら航空無線が聞けるかも?」と思ったのがきっかけです。


この距離ならば、大きな無線機や常設のアンテナを用意するなど、本格的なことをせずとも、ハンディタイプの小さなレシーバーでも聞こえるかもしれない!


そんなわけでAmazonからポチってしまったわけです。


そして届いたのがこの一式。


アイコムIC-R6のエアーバンドスペシャル、エアーバンドの基礎をお勉強するための本。


IC-R6は非常に手ごろな価格で、入門用に最適とおすすめされていましたが、

これ1台で本当によく聞こえます。


私が購入したのは「エアーバンドスペシャル」というもので、あらかじめ主要な空港や航路管制などの周波数がプリインストールされています。

任意の周波数をポチポチ入力したり、メモリを作ったりする必要がなく、メモリチャンネルを合わせればすぐに聞けるのです。

これがないと、専用のディスク?を別途購入してパソコンを使ってメモリーを作ったりしなければならないそうで、非常に面倒且つ、投資が必要になってしまいます。


エアバンドスペシャルはノーマル仕様より少し高いですが、ほんの少しだけなのでむしろお得かなと思いました。


ちなみにAmazonでの価格差は、

ノーマルで18,612円、エアバンドスペシャルで20,800円。その差2,188円(2018年11月現在)

ホント少しの差なんです。







一緒に買った2冊の本は初心者にもわかりやすく解説されていて、入門におすすめです。

各空港や航路管制の周波数なども記載されているのがうれしいです。


Amazonでも手に入りますのでリンクを貼っておきますね。


https://amzn.to/2CWANlf https://amzn.to/2JB3OnU 



お勉強をして、基本的な操作や、航空無線用語を理解して、自宅で聞いてみました。

すると羽田空港の出発管制がクリアに聞こえます。

これから出発する各国の飛行機と羽田空港の管制官との会話は聞こえます。

これは感動でした。



そして、本日、行ってきたのは、埼玉県の航空自衛隊入間基地。




年に一度、11月3日文化の日に開催されている入間航空祭に、このIC-R6を持って出かけました。

目的はブルーインパルスをはじめ、航空自衛隊の展示飛行をする飛行機の無線を聞くためです。

何年か前から毎年行っているのですが、今年はレシーバーがあるってところでワクワクです。



大好きなF2戦闘機や



最新のC-2輸送機(でっけー)



哨戒機もかっこいいですね。



やっぱ防空の要はこれかな。鉄板のカッコよさ。




そしてメインイベントはブルーインパルス。

早速、受信機のスイッチを入れて、メモリCのIRUMAに合わせます。

IRUMAは5チャンネルほど割り振られていましたが、そのうちの一つがブルーインパルスのパイロットのようでした。




離陸の合図や、スモークを出すタイミングなど、パイロット同士の合図が聞こえてから、動き出す機体を見ていると、これまで何度も見てきたブルーインパルスの展示飛行も一味違います。




途中で突然「Stop mission」と聞こえ、ブルーインパルスが旋回を始めました。

会場のアナウンスによると、空域内に別の航空機が入ったようで演目を一時停止するとのこと。



その後の航空機が空域外に出るまで、

パイロット同士が、どこから演目を再開するか、フォーメーションをどうするか、そして今のお互いの位置とスタンバイの方法などを話あっている声が聞こえました。


エアバンドを聞いていないと、演目がいつ再開するのか、単なる待ち時間だったはずですが、私はこのハプニングをエアバンドのおかげで楽しむことが出来ました。





その間に撮影していた動画を共有します。


私は航空無線を聞きながらだったので、ここに音声を合わせたいのですが、

残念ながら電波法の関係上、受信した内容を他人に公開してはならないため、載せられません。

ぜひ興味ある方は、航空祭などで体験してほしいです。

もちろん羽田空港などの展望台で聞くのもいいと思います。




2万円そこそこの投資で、自宅からは羽田空港の管制が聞こえて、航空祭ではパイロットの生の声が聞こえる、これはエアバンド初心者向けとしては十分すぎる満足度です。

そして、その満足度ゆえに、これ以上物欲をそそられていないのが幸いなところですw




ちなみに公共の場で聞く際にはイヤフォンが必須ですが、

私は片耳タイプで第一電波工業というメーカーのダイヤモンド 3.5φL型 ハンディ用アコースティックチューブイヤホン DEH17Mというものを購入しました。

途中に服に引っ掛けるクリップがあるのと、イヤフォン部分が透明なのに惹かれました。

後者はなんか尾行中の刑事のような(笑





今日もカバンにはIC-R6とこのイヤフォンだけ。十分楽しめました。




ネックストラップがあると便利です。

今日のお土産に購入したJASDFのネックストラップをつけています。






乗り物好きな私は、鉄道は模型で、車はドライブで、そして飛行機はエアバンドで楽しんで行けそうです(#^.^#)









私の購入した3点ともAmazonで取り扱いアリでした。