久しぶりの入線レビューはブラス製、真鍮製の編成です。


ブラス製はエントウの185系を持っているのですが、完成品の新品を高額で買ったという経緯から、腫れ物に触る気持ちで接しています。

まして運転会で走らせるというのは、ちょっと怖いなって感じでw


それでも稀に自宅で走らせると真鍮製の車両の走行音・ジョイント音は格別で、ブラスの魅力というものがあります。


まぁそんなこんなで、

魅力的な真鍮製は、増備はもうないだろうと思っていたんですが、某所で格安ジャンク扱いの品を見つけて思わず購入してしまいました。


それがこちら。




カツミ製の581系です。

クハネ581、モハネ580、サハネ581、サシ581、クハネ581の5両。

編成としては中途半端なところが、今後の収集意欲を刺激しますw


いわゆる赤ラベル品で、おそらく20年以上前の品物ではないかと思います。(詳しい方教えてください)


ジャンク扱いで非常に安く、5両編成がNゲージ並みの価格で購入できました。

走ればラッキー、走らなくてもレストアして楽しめそう。


そんな経緯で入線となりました。


581系と583系の区別を知らなかったのですが、581系は583系の交流60Hz対応車だそうです。
動力分散型の電車で、昼は座席の特急列車、夜は寝台特急として、昼夜兼用で使用できるという試みは世界初だったそうです。
全盛期に私は生まれておらず、また地元の東海道線も走っていなかったので、図鑑などで見る「青い特急」としか思っていませんでしたが、
北は青森から南は鹿児島まで全国で活躍し、晩年まで幅広い層に人気の車両でした。

最近でもカツミで583系として製品化され、高価な編成があっという間に完売し、
追加再生産もされたということからも、人気の高さがうかがえます。

TOMIXからもHO(16番)ゲージで発売されていますが、中古を含め市場在庫はほとんど見かけません。



 





そんな581系の、しかもブラス製編成を格安でゲットできたことに感謝つつ
早速、開封をして1両ずつ確認をしてみます。


まずはクハネ581。前後2両あります。同製品かな?



古さはありますが、塗装もきれいで、傷も少ないです。

非常に状態が良いのではないでしょうか。

ライトも点灯問題ありません。

ヘッドマークは「月光」が付いていました。


連結器は古いタイプのものなので、交換したいですね。

特に先頭部分のこれはイケてない・・・



続いて、サハネ581




これも文句なしの状態。

本当にこれで1両3千円そこそこでよいのだろうか。




食堂車のサシ581。



これは窓が片面ありません。


中から音がしていましたが、外れていたようです。

接着剤が変色していたので交換ですね。


それ以外は問題なし。




モーター搭載のモハネ580




パンタグラフ廻りがイケてます。

屋根上機器部品の破損や欠品もなく、イイ感じです。



さて、モーターは駆動するのでしょうか。

試しに卓上でローラーを使って電気を通してみます。


KATOのパワーパックスタンダードSとバックマンのベアリングローラーを使用します。






これらをつないで通電してみます。結果は、ちゃんと通電して動くようでしたが、問題が発生。


こちらの動画をご覧ください。




モーターは動いたのですが、車輪から火花は出ています。

そして一定の速度を超えると、パワーパックのブレーカーが落ちてしまう。


これはどうしたものか。


T社4両は特段問題ないですが、モーター車のモハネ580はちょっと詳しく見てみた方がよさそうです。




とはいえ、

状態も非常によく、ライトも点灯し、モーターも駆動する状態。

ジャンク扱いの激安品にしては上等と思います。


レストアとしては、

・カプラーの交換

・ヘッドライト、室内灯のLED化

の2点が最低限やりたいところかな、と思います。



あとは、動力車の問題。

火花散ってるのなんでやねん問題やそのほか課題がないかなど、要検証ですね。



次回は、動力車のモハネ580の中身を見てみたいと思います。