神楽坂での運展会が終わった時、
よしゆきさんから手渡されたのがこちらの品。
F様が長年所有していた古いTEE車両。
メルクリン3071。アナログ式の車両です。
私が生まれる以前の品で、アンティークメルクリンとでも言いましょうか。
車両はRAm TEEI形と呼ばれるものらしく、
オランダ国鉄とスイス国鉄が共同開発した車両で、
1974年までTEEに使われて引退し、その後はカナダに譲渡されたそうです。
ドッグノーズと機関車の潜水艦みたいな窓がかっこいいです(*^^*)
製品は3両ですが、本当は4両編成だそうで、増結用の客車があるみたいです。
e-bayやヤフオクをチラ見してみましたが、見当たらず。
同じく貴重品なんですかね?
品番が分からないので、ご存じの方いましたら情報提供願います。
そして、この車両を走らせようと思ったのですが、
私はメルクリンのアナログ環境を所有しておりません。
とりあえず、CトラックにKATOのパワーパックを繋いで試運転をしてみたのですが、逆転装置が無いため、一方通行。
これはついにアナログ設備の導入か?
といろいろ考えていたところ、
T3号さんがMトラックとトランスの一式を譲ってくださいました!
早速自宅でオーバルを組みます。
やはりメルクリンは省スペースで楽しめますね。
ポイントも付けました。
パワーパックを接続し、車両を眺めます。
うーん、いい感じ。
連結部も独特。
そして、走行動画を。
メルクリンデジタルは非常に素晴らしい技術で楽しませてくれますが、
アナログのメルクリンはデジタルにはない味があります。
Mトラックは金属でできていて、
車両が走行をすると独特の金属音を鳴らします。
アナログではモーター音も決して静かとはいえませんし、低速運転も出来ません。
これもアナログ運転、Mトラックの味なのかなと思います。
カシャカシャと音を鳴らし、古い商品でもこうして走りづつけるのは、
丈夫なメルクリンの象徴ではないでしょうか。
この味な感じは、KATOのHOとかのアナログとは違う、メルクリンの良さな気がします。
メルクリンユーザーの諸先輩方は、まずこのMトラックでのアナログなりデルタなりから入り、
今のCトラックでのデジタルに移行している方々が多いと思いますが、
私のように最近はじめた身としては、シンプルなMトラックでのアナログ運転が新鮮に感じます。
この独特の良さを今後も楽しんでいこうかなと思います。
(予算的におそらく増備はしませんがw)
ちなみに、線路の保管方法ですが、
入っていた元箱も貴重品だと思うので、別に大事に保管することにします。
頂いた線路は全てダイソーのケースに収まりました。
こんな感じ。
保管も持ち運びもコンパクトになります。